【KEY WORD】 スキップフロア、屋上緑化、ビルトインガレージ、バスコート、賃貸併用住宅、半地下
「この住まいのプランはスキップフロアという手法です。
北側を低くして南側を高くするスキップフロアは、都市部などで設定されている高さ制限(北側斜線)などを満たすのに良い方法です。北側斜線制限は北側の隣人の日当たりを考慮し、南からの日照の確保のために建築物の高さを制限(規制)するルールです。北側隣地境界線上に一定の高さをとり、そこから一定の勾配で記された線(=北側斜線)の範囲内で建築物を建てることが要求されます。スキップフロアなら天井の高さを取りながら高さ制限を回避できます。
さらに、このプランは敷地内の高低差を活かして容積率不算入も可能なプランです。ガレージより深い部分に「DEN」がありますがこれは「地階部分の容積率不算入になる場合があります。「地階部分の不算入」は、住宅の用途に供する地階で、地盤面からの高さ1メートル以下に天井が設けられたものは、その建築物の床面積の合計の3分の1まで、容積率の計算のもととなる延床面積に算入されないということです。
なお地下室の面積が3分の1を超える場合、超えた部分の面積が述べ面積に算入されることになります(建築基準法第52条3項)。このプランは高さ制限の回避と容積率不算入を同時に目指したプランと言えます。」(編集部談)
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【KEY WORD】地下、インナーバルコニー、シューズクローク、ストリップ階段、二列型キッチン
「地下室へ光を採り入れる。
地下室への光の取り入れ方のひとつに、ドライエリアという地下室の前に庭のようなスペースを作り、地上階のように光を入れる方法があります。